会員の声

-的確な窓口案内を目指して- 早良支部 波止(なみとめ)慶子さん

2010年04月01日
にこやかに話す波止さん
 寒さが身に凍みる午後、シルバー人材センター早良支部で波止さんとお会いしました。波止さんは、早良支部の隣にある早良区役所で「窓口案内」業務の就業を終えて駆けつけて頂きました。
【波止さんという苗字は珍しいですね】
はい。主人は福岡県宮若市の出身で、そこには何軒かあるようですが、全国的には珍しいようです。聞き返される事も多いですよ。
【窓口案内業務とはどのような仕事ですか】
区役所への来訪者が、どの窓口に行ったら良いのか迷っておられる場合、来訪目的をお聞きして的確に窓口へご案内することです。現在早良支部から4人が交替で就業しています。
【シルバー人材センターへの入会時期と動機をお聞かせ下さい】
入会するまでは専業主婦でしたが、子供達も独立しましたので、生きがいを求めて平成12年に入会しました。
【入会してからどんな仕事をしましたか】
最初は「家事援助班」で就業をしました。その後支部の事務所で就業し、平成20年12月から現在の「窓口案内」をしています。又、昨年から「筆耕班」にも属しています。
【仕事での喜びは何ですか】
シルバー人材センターでの就業を通していろいろな人との出会いがあり、専業主婦では得られない体験をしています。区役所の「窓口案内」では、来訪者から「ありがとう。助かりました。」と声をかけて頂いた時が一番喜びを感じます。
【辛いことはありますか】
最初は長時間立ちっぱなしで疲れましたが、最近は慣れました。
【心掛けていることは何ですか】
来訪者に対していつも親切・丁寧な態度で、訪問の目的を知り的確に案内することでしょうか。そのためには、区役所全体の仕事の勉強をしています。
【趣味は何ですか】
歌うことが好きで、時々ストレス解消のためカラオケに行きます。レパートリーは広く何でも歌います。又読書も好きで、特に藤澤周平・山本周五郎等の時代小説が好きです。
職場と同様に、ニコニコと応えて頂きました。

『持病と闘いながら』 ~西支部除草班々長 松尾正秋さん~

2010年03月15日
明るく語る松尾さん
カラオケにあわせて・・・
 平成13年に定年となり、その後嘱託として勤務し、2年後の平成15年に完全にリタイアされました。
 その後、時々ゴルフを楽しんだりしながらいつの間にか2年が過ぎたのです。
「このままで惰性の人生を過ごすのも・・・」との思いと、奥様の勧めもあり「シルバー人材センター」へ足を運ばれました。
 新入会員説明会に参加し、平成18年2月に会員になられ、支部から紹介されたのが「除草班」です。
 除草班には「刈払い除草」と「手取り除草」があり、松尾さんは「手取り除草」の真名子班に入られました。
 平成19年4月に班長が年齢的なことから班長を降りたいとの申し出で、班長の役を引き受けることになりました。
 実は、平成15年頃「無呼吸症候群」に侵されておられたのです。
 面会したこの日、「福大に行きますので3時にお会いしましょう」と軽くおっしゃっていたので、カラオケ大好き、踊り大好きの元気者と知っていた取材者は「何故?福大?」と疑問に思っていましたが、話を聞いて大変な「病気」であることが理解できました。
 毎晩就寝の都度、取り付ける「特殊マスク・・・」と聞くだけでも大変さが想像できます。
『踊りは「藤間流」を2年間習いました』と言われるほど、素人目にもなかなか上手です。
 「この体でも、親戚の結婚式でハワイに行ってきましたよ、酸素ボンベを持って・・・」と、とても明るく話されます。
 松尾さんは「支部の担当者が時折交代されるとき、折角馴染みになったのに・・・、との思いがありますが、就業年限等の規則を理解するとして、今後も支部担当者と現場で就業する会員のコミュニケーションの為に、班員に格別に用事がなくても事務所に顔を出すようにと勧めますよ」と言っておられました。
「一番のやりがいは、お客様から感謝の手紙を戴くときです」と笑いながら話されます。
 庭に草が生える頃になると、「除草班」の元気な声が、事務所やお客様方で聞こえて来そうな取材でした。

「書」 と 「舞」 に魅せられて

2010年02月26日
小林会員
平成21年3月 会員の集いでの舞
 「筆耕班」の班長で、日舞にも活躍されている小林会員です。

《入会》
 自宅近くにあったシルバー人材センター東支部の看板を見てふらっと入会し、迷わず好きな「筆耕班」に籍を置きました。「筆耕班」に在籍しながら駐輪場の定期券発行に就業、支部の事務所での手伝いも短期間ですが経験しました。入会してまもなく、勧められて東支部の事務所の片隅で、書道教室を始めることになりました。
これをきっかけに会員さんをはじめ、沢山の方々に出会い、現在まで楽しい日々を送っています。
 筆耕の仕事は好きな「かな書道」は通用しません。一点一画を正確に組み立てていく楷書はいまだ不得手ですが、先輩会員に少しでも近づきたいと頑張っています。

《趣味》
 息子が小学一年のときに、習字でも習わせてみようと尋ねた書道塾で偶然目にした「大和かな」の雅な魅力にとりつかれて40年、一時は寝食  を忘れてのめりこんでいきました。
人との出会いは誠に面白く東支部で出会った方から「日舞のサークル」の見学を勧められお供をしました。指導なさっておられる先生の舞の何とあでやかで美しいことか。のぼせ性の私は、二つ目の、のめり込みが始まりました。

 この二つの趣味はどんなに精進しても辿り着く事はありませんが、それがまた楽しみです。
日々研鑽して行く中で少しずつでも感性が培われて行くことが何より嬉しく思います。
そんな私も最近は体力の衰えを痛感しています。避けて通ることの出来ない「老い」。
肉体が全てと思う人生は終盤がつらくなります。精神力を奮い立たせておくことで「老い」を素直に受け入れる事が出来ると信じています。ひょんなきっかけで出会った二つの趣味が今私の心を豊かにしてくれています。至福の晩年を存分に生きたいと願っています。

     古希過ぎて南天の紅ことさらに

「いつも楽しく就業しています」 ~南支部の平松敬司郎さん~

2010年02月15日
【福岡市シルバー人材センターへ入会したきっかけは何ですか?】
 現役当時、宿舎の庭の剪定、除草、掃除をシルバー人材センターにお願いしたことがありました。会員の方々の作業を見ながら、退職したら自分も何か人に役立つことが出来ればいいなあ・・と思っていました。「老後は生活のし易い場所」と思い、家を探していたところ、たまたま決めた場所のすぐ近くにセンターがあり、入会申込をしました。


【入会してみてのご感想は?】
 入会して間もなく、就業の紹介がありましたが、当時、腰を痛めていたため、1年間のブランクが出来ました。その後、事務所の就業の案内チラシを見て、申込をしたところ就業できることとなりました。2年間「剪定、刈払い、除草」の窓口事務を担当しました。
 植木の剪定などは4月から12月までが非常に忙しく、作業をする会員の皆さんは、汗だくだくの夏の暑さ、手先がかじかむ冬の寒さ、天候と睨めっこの作業計画等々に苦労をされていました。その皆さんが元気で明るく作業をされている姿に感動を覚えました。「人から感謝されること」が活力となっている様子がよく分かりました。現役当時なかなか経験できなかったことでした。
 現在、「配食サービス」に就業しています。高齢者などの方々に、昼食をお届けし、その際ご利用されている皆様の安否を確認するのが大事な役目です。お弁当をお届けする度に「ありがとう」の言葉をいただき、毎日が感動の日々です。また、周りの会員の暖かい心遣いをいただき、楽しく就業しています。

【心掛けていることは何ですか?】
 「配食サービス」は車を運転することが多く、交通事故に注意をしています。高齢者は判断力、運動能力等が低下し、交通事故に遭うケース・起こすケースが多いと言われます。私たちが「加害者」「被害者」とならないように心掛けたいと思っています。
 「ハインリッヒの法則」には、「1つの大きな事故の前には29の小さな事故があり、さらにその前には300の軽微な事故が発生している」と分析されています。この軽微な事故を減少させるため、「KYT(危険予知トレーニング)」の訓練が重要と考えています。
自らは「危険予知の向上と速度制限の厳守、さらに、一時停止場所での停止線で止まる」ことを実践しています。
 また、ご利用の皆様の健康状況等に配慮し、自分のペースでなく、利用される皆様のペースで穏やかにサービスの提供が出来るように心掛けています。

【これからの抱負は?】
 今後、シルバー会員の皆さんと一緒にシルバー人材センターの理念「自主・自立、共働・共助」を正しく理解しあえる雰囲気を更に高め、みんなで生きがいを持って就業できる「明るく、楽しい」環境を作り上げて行きたいと思います。

博多支部  浦山淳子 さん

2010年01月29日
福岡市アジア美術館
 浦山さんが就業されていた福岡市アジア美術館の案内員は、現在、シルバー人材センターの方が24名の6班編成で就業されておられます。早出・遅出があり5時間の就業となっています。浦山さんにこれまでの就業についてお聞きしました。

 「私は平成16年のある時、区役所に出かけた折にシルバー人材センターのポスターを見て入会することにしました。
それから間も無く福岡市アジア美術館に就業することになりました。仕事の内容は、美術館の案内員でした。その案内員という仕事を頂いた時は、それまで私は10年近く仕事から離れていたため、とても緊張をしたことを覚えています。就業初日、不安でいっぱいの私に優しく声を掛けてくれた先輩のことを、今でも思い出します。
 今までは、自分さえ良ければと人を思いやることの出来ない私が、少しずつ人に優しい気持ちで接するようになり、感謝の気持ちも湧いてきました。
 その結果、自分自身も変わってきたような気がします。学ぼうとすれば教材は何処にでも有ると言うことです。そして、この事を忘れずに今後も人とかかわり、楽しくやって行きたいと思います。併せて、シルバー人材センターに入会して本当に良かったと感謝しています」
と、にこやかにお話されました。

 就業するに際して気をつけていたことを、さらにお尋ねしたところ、美術館の展示室に5時間近く(休憩もありますが)椅子に座ったままの姿勢で案内などをしている時に眠気をもよおし、それを防止するため、夜は十分な睡眠をとるように気をつけられていること、また、写真撮影や傘の持込、携帯電話の使用は禁止されているため来館者の案内についても神経を使われるそうです。

 美術館にはアジア現代美術の抽象画が沢山展示されています。初めのうちは絵画に興味も無かったことから良く理解出来なかったそうですが、最近では絵画は「感性で見る」のではと感じておられます。現在、美術館の就業は任期満了され、引き続きセンターに次の就業先の紹介をお願いされているそうです。