会員の声

『持病と闘いながら』 ~西支部除草班々長 松尾正秋さん~

2010年03月15日
明るく語る松尾さん
カラオケにあわせて・・・
 平成13年に定年となり、その後嘱託として勤務し、2年後の平成15年に完全にリタイアされました。
 その後、時々ゴルフを楽しんだりしながらいつの間にか2年が過ぎたのです。
「このままで惰性の人生を過ごすのも・・・」との思いと、奥様の勧めもあり「シルバー人材センター」へ足を運ばれました。
 新入会員説明会に参加し、平成18年2月に会員になられ、支部から紹介されたのが「除草班」です。
 除草班には「刈払い除草」と「手取り除草」があり、松尾さんは「手取り除草」の真名子班に入られました。
 平成19年4月に班長が年齢的なことから班長を降りたいとの申し出で、班長の役を引き受けることになりました。
 実は、平成15年頃「無呼吸症候群」に侵されておられたのです。
 面会したこの日、「福大に行きますので3時にお会いしましょう」と軽くおっしゃっていたので、カラオケ大好き、踊り大好きの元気者と知っていた取材者は「何故?福大?」と疑問に思っていましたが、話を聞いて大変な「病気」であることが理解できました。
 毎晩就寝の都度、取り付ける「特殊マスク・・・」と聞くだけでも大変さが想像できます。
『踊りは「藤間流」を2年間習いました』と言われるほど、素人目にもなかなか上手です。
 「この体でも、親戚の結婚式でハワイに行ってきましたよ、酸素ボンベを持って・・・」と、とても明るく話されます。
 松尾さんは「支部の担当者が時折交代されるとき、折角馴染みになったのに・・・、との思いがありますが、就業年限等の規則を理解するとして、今後も支部担当者と現場で就業する会員のコミュニケーションの為に、班員に格別に用事がなくても事務所に顔を出すようにと勧めますよ」と言っておられました。
「一番のやりがいは、お客様から感謝の手紙を戴くときです」と笑いながら話されます。
 庭に草が生える頃になると、「除草班」の元気な声が、事務所やお客様方で聞こえて来そうな取材でした。

「書」 と 「舞」 に魅せられて

2010年02月26日
小林会員
平成21年3月 会員の集いでの舞
 「筆耕班」の班長で、日舞にも活躍されている小林会員です。

《入会》
 自宅近くにあったシルバー人材センター東支部の看板を見てふらっと入会し、迷わず好きな「筆耕班」に籍を置きました。「筆耕班」に在籍しながら駐輪場の定期券発行に就業、支部の事務所での手伝いも短期間ですが経験しました。入会してまもなく、勧められて東支部の事務所の片隅で、書道教室を始めることになりました。
これをきっかけに会員さんをはじめ、沢山の方々に出会い、現在まで楽しい日々を送っています。
 筆耕の仕事は好きな「かな書道」は通用しません。一点一画を正確に組み立てていく楷書はいまだ不得手ですが、先輩会員に少しでも近づきたいと頑張っています。

《趣味》
 息子が小学一年のときに、習字でも習わせてみようと尋ねた書道塾で偶然目にした「大和かな」の雅な魅力にとりつかれて40年、一時は寝食  を忘れてのめりこんでいきました。
人との出会いは誠に面白く東支部で出会った方から「日舞のサークル」の見学を勧められお供をしました。指導なさっておられる先生の舞の何とあでやかで美しいことか。のぼせ性の私は、二つ目の、のめり込みが始まりました。

 この二つの趣味はどんなに精進しても辿り着く事はありませんが、それがまた楽しみです。
日々研鑽して行く中で少しずつでも感性が培われて行くことが何より嬉しく思います。
そんな私も最近は体力の衰えを痛感しています。避けて通ることの出来ない「老い」。
肉体が全てと思う人生は終盤がつらくなります。精神力を奮い立たせておくことで「老い」を素直に受け入れる事が出来ると信じています。ひょんなきっかけで出会った二つの趣味が今私の心を豊かにしてくれています。至福の晩年を存分に生きたいと願っています。

     古希過ぎて南天の紅ことさらに

「いつも楽しく就業しています」 ~南支部の平松敬司郎さん~

2010年02月15日
【福岡市シルバー人材センターへ入会したきっかけは何ですか?】
 現役当時、宿舎の庭の剪定、除草、掃除をシルバー人材センターにお願いしたことがありました。会員の方々の作業を見ながら、退職したら自分も何か人に役立つことが出来ればいいなあ・・と思っていました。「老後は生活のし易い場所」と思い、家を探していたところ、たまたま決めた場所のすぐ近くにセンターがあり、入会申込をしました。


【入会してみてのご感想は?】
 入会して間もなく、就業の紹介がありましたが、当時、腰を痛めていたため、1年間のブランクが出来ました。その後、事務所の就業の案内チラシを見て、申込をしたところ就業できることとなりました。2年間「剪定、刈払い、除草」の窓口事務を担当しました。
 植木の剪定などは4月から12月までが非常に忙しく、作業をする会員の皆さんは、汗だくだくの夏の暑さ、手先がかじかむ冬の寒さ、天候と睨めっこの作業計画等々に苦労をされていました。その皆さんが元気で明るく作業をされている姿に感動を覚えました。「人から感謝されること」が活力となっている様子がよく分かりました。現役当時なかなか経験できなかったことでした。
 現在、「配食サービス」に就業しています。高齢者などの方々に、昼食をお届けし、その際ご利用されている皆様の安否を確認するのが大事な役目です。お弁当をお届けする度に「ありがとう」の言葉をいただき、毎日が感動の日々です。また、周りの会員の暖かい心遣いをいただき、楽しく就業しています。

【心掛けていることは何ですか?】
 「配食サービス」は車を運転することが多く、交通事故に注意をしています。高齢者は判断力、運動能力等が低下し、交通事故に遭うケース・起こすケースが多いと言われます。私たちが「加害者」「被害者」とならないように心掛けたいと思っています。
 「ハインリッヒの法則」には、「1つの大きな事故の前には29の小さな事故があり、さらにその前には300の軽微な事故が発生している」と分析されています。この軽微な事故を減少させるため、「KYT(危険予知トレーニング)」の訓練が重要と考えています。
自らは「危険予知の向上と速度制限の厳守、さらに、一時停止場所での停止線で止まる」ことを実践しています。
 また、ご利用の皆様の健康状況等に配慮し、自分のペースでなく、利用される皆様のペースで穏やかにサービスの提供が出来るように心掛けています。

【これからの抱負は?】
 今後、シルバー会員の皆さんと一緒にシルバー人材センターの理念「自主・自立、共働・共助」を正しく理解しあえる雰囲気を更に高め、みんなで生きがいを持って就業できる「明るく、楽しい」環境を作り上げて行きたいと思います。

博多支部  浦山淳子 さん

2010年01月29日
福岡市アジア美術館
 浦山さんが就業されていた福岡市アジア美術館の案内員は、現在、シルバー人材センターの方が24名の6班編成で就業されておられます。早出・遅出があり5時間の就業となっています。浦山さんにこれまでの就業についてお聞きしました。

 「私は平成16年のある時、区役所に出かけた折にシルバー人材センターのポスターを見て入会することにしました。
それから間も無く福岡市アジア美術館に就業することになりました。仕事の内容は、美術館の案内員でした。その案内員という仕事を頂いた時は、それまで私は10年近く仕事から離れていたため、とても緊張をしたことを覚えています。就業初日、不安でいっぱいの私に優しく声を掛けてくれた先輩のことを、今でも思い出します。
 今までは、自分さえ良ければと人を思いやることの出来ない私が、少しずつ人に優しい気持ちで接するようになり、感謝の気持ちも湧いてきました。
 その結果、自分自身も変わってきたような気がします。学ぼうとすれば教材は何処にでも有ると言うことです。そして、この事を忘れずに今後も人とかかわり、楽しくやって行きたいと思います。併せて、シルバー人材センターに入会して本当に良かったと感謝しています」
と、にこやかにお話されました。

 就業するに際して気をつけていたことを、さらにお尋ねしたところ、美術館の展示室に5時間近く(休憩もありますが)椅子に座ったままの姿勢で案内などをしている時に眠気をもよおし、それを防止するため、夜は十分な睡眠をとるように気をつけられていること、また、写真撮影や傘の持込、携帯電話の使用は禁止されているため来館者の案内についても神経を使われるそうです。

 美術館にはアジア現代美術の抽象画が沢山展示されています。初めのうちは絵画に興味も無かったことから良く理解出来なかったそうですが、最近では絵画は「感性で見る」のではと感じておられます。現在、美術館の就業は任期満了され、引き続きセンターに次の就業先の紹介をお願いされているそうです。

「舞鶴公園作業班 中園文敏 新任班長訪問紀」

2010年01月15日
中央支部で抱負を語る中園新班長
万葉歌碑周辺の清掃作業
 舞鶴公園は、福岡城(舞鶴城)址を整備した、都心に位置する緑豊かな公園です。
桜、牡丹など、四季の花が咲き、一年を通して、大勢の市民が訪れます。
中央支部では、もっとも広い公園の清掃を行っている「舞鶴公園作業班」の班長が交代することになりました。
作業する地域も広く、全体の掌握に苦労する作業班の班長に、今回就任したのは、平成16年入会の中園文敏会員です。
その中園新班長に、作業の終わった日の午後、抱負をうかがうことが出来ました。

《入会の動機などお話し下さい》
 60才を過ぎて、皆様のお役に立ちながら、働きたいと思い「ふくおか市政だより」をみて、説明会に参加しすぐに入会しました。
清掃関係の作業には経験がありましたので、屋内の清掃から始め、その後、公園の作業もさせていただくようになりました。
公園の作業は、作業中の利用者とのやりとりなど、思わずにっこりしたくなるようなこともあり、楽しくやってきました。

《新班長として、改善したいことなど抱負をお話しいただきたいのですが》
 作業にも慣れ「よし、がんばるぞ」と思い始めた頃に、江口委員長からお話をいただき、多くの仲間から「中園を班長にどうか」と背中を押されましたので、お役に立てるならとお引き受けしました。
舞鶴公園は、面積が広く、地域を分担して作業します。さらに、城跡の公園ですので、高低差もあり作業量にばらつきが出やすく、全体を同じように良い状態に保つことが難しいのです。そこで、分担とローテンションを公平に考えて行くつもりです。
さらに、利用する市民の皆様に、いつでも快適に利用していただけるよう、声をお聞きしながら改善してゆくつもりです。
作業は広い地域に分散して行いますので、会員同士の交流にも心を配って行くつもりです。
今は、スタートしたばかりで、全体の把握に努めているところですが、市民の皆様に喜んでいただけるような作業を心がけ、作業環境の改善にも努めて行きたいと考えています。

中園新班長とは、短い時間でしたが、今後の抱負などをお話しするときには、しっかりとこちらを見て、確信に満ちた姿勢でお話しいただきました。
 舞鶴公園の作業をご案内いただいたときには、作業中の会員と楽しげなやりとりを続けながら、古い歌碑などに気を配っている姿が、印象的でした。
 今回の訪問では、史跡として市民に大切にされている舞鶴公園の清掃をお任せするのに、まさに適役の中園班長だという印象を持って、公園を後にしました。