会員の声

西支部 品川國繁さん (平成21年7月取材)   「元気をもらっております!」

2009年08月14日
 沖縄や奄美地方は梅雨が明けたが、福岡地方は今日も雨模様です。
水害を出すほどの集中豪雨は困りますが、この雨は田畑を潤し、ダムを満たす恵みの雨です。その小雨の中で神社に続く石段に箒を掛けておられたのが品川さんです。
そこは、日本三大愛宕とも言われている「愛宕神社」です。
愛宕神社では10数年前から、神社内外の清掃に当支部の会員が就業しております。
品川さんは、高校で社会科の教師として教鞭を執っておられましたが、或る時、左耳に違和感を覚え、診察の結果手術することになりました。
ところが、神経系統の傷害が起こり、結局左耳は聞こえなくなってしまいました。
それでも教壇に立っておられましたが、左耳の障害でトラブルが多発し、生徒に迷惑をかけると言う事で、63歳の時退職されました。
長い教員生活から離れ、空虚感の日々の中の或る日、南区に居る友達が「シルバー人材センターの会員になって、有意義な“時”を送っている」ということを聞きました。それではと早速西支部の「新入会員説明会」に足を運びました。
左耳が不自由な為、出来ればグループ就業より単独就業を希望しておりましたが、当初は「チラシ配り」に就業しました。
1年位経った時、愛宕神社の清掃をされていた会員が辞められることになり、その替わりとして就業することになりました。
「体を動かす事で健康を貰い、参拝者から声を掛けられ、とても楽しく満足しております」とおっしゃる品川さんです。
多くの参拝者や、博多湾のパノラマ見物に訪れる若いカップル等が、石段を登ってやってきます。
少しでも清清しい気持ちで参拝出来るようにと、箒を持つ品川さんです。
何時までもお元気でと祈るばかりです。

東支部 本田豊子さん

2009年08月03日
 平成20年3月、年金だけでは心細く足腰の衰えもあり、これからの老後に不安を感じていた時、家に引きこもっていてはいけないと、市政だよりで知ったシルバー人材センターの説明会に参加し、即入会致しました。
 センターにはさまざまな就業の機会がありますが、現在私は個人宅の家事援助サービスの就業を4件受け持っています。
 週3日(主に掃除)就業していますが、お話し相手の時間も多く、微力ながら皆様のお役に立っている喜びを感じ、楽しく就業させていただいています。
 訪問先で学ぶことが多く、今の私の生きがいになっています。
 臨時の就業で可愛いお子様の遊び相手になり(留守宅での子どものお世話)童心に返って楽しんだこともあります。
 いただいた配分金で趣味の教室に通い、スポーツクラブで足腰の訓練に励み、頭と体のリハビリにと充実した日々が送れるのもセンターの会員になり、新たな一歩を踏み出せたお陰と感謝しています。
 この就業が少しでも長く続けられるよう祈りながら、訪問先のチャイムを鳴らすことが嬉しく感じているこの頃の私です。

南支部 秋根紀生さん(三宅自転車保管所)

2009年07月17日
 南支部のすぐ近くの那珂川河畔に三宅自転車保管所があります。ここで就業している秋根会員を紹介します。

 福岡市シルバー人材センターへ入会したきっかけはゴルフ仲間の友人から誘われて、何か少しでも社会に貢献できればと考え、平成17年3月に入会しました。入会してすぐに4月から西鉄高宮駅の駐輪場に就業しました。駅の駐輪場は朝早くから、夜遅く終電の頃までシルバーの会員が交替で就業しております。学生さんやサラリーマンの方々等の若い人と毎日挨拶をし、会話する機会が増えて自分自身も若さを取り戻した感じがして生き甲斐を感じていました。
 シルバー人材センターは駅周辺で街頭指導や違法駐輪車両の撤去など市民の皆さんの安全を守る役立つ作業をしています。私は平成19年4月から三宅自転車保管所に整理員としてシルバー会員5名と共に就業し、現在に至っています。この三宅保管所は西鉄大橋駅・井尻駅やJR笹原駅近辺で、違法駐輪されている自転車を定期的に撤去し、保管、管理している場所です。
 ここに保管されている自転車は、単に違法駐輪されたものばかりではなく、盗難車両もあるので車体番号や防犯登録票を警察署と連携照合して、盗難届けが出ていれば、持ち主に連絡し返却してあげることが出来るので大変喜ばれています。また保管所に自転車を取りに来る人の中には、自分で違法駐輪しているのに、勝手に撤去したと頭から怒って来る人もあり、困ったものです。保管所に入った自転車は3ヶ月保管しますが、引き取りに来られない自転車も多数あり、自転車を使う人にもいろいろな人がいるものだと感じています。
 南支部ではパソコン同好会に入って仲間と勉強したり、地域では町内の自治会の会計をしたりと、時間のメリハリも出来て有効に余暇を過ごしており、風邪をひく事もなく元気に過ごしています。
 

博多区街頭指導員の権藤辰夫さん

2009年06月30日
博多駅周辺で街頭指導をされている権藤辰夫さんにお話を伺いました。
■入会のきっかけは
 定年退職してそれまで出来なかった旅行や趣味を2年ほど楽しんで、さあこれから何をしようかと考えても、何も思い浮かびませんでした。そんな折、たまたま見た市政だよりにシルバー人材センターの広告が目にとまり、説明会を受け入会を決めました。
■入会後は
 当初は剪定を希望していましたが、「街頭指導をしてみませんか?」とのお話に不安もありましたが、なまっている身体を引き締めたいのと、社会のお役に立ちたいとの気持ちで引き受けることにしました。
 現在は博多駅周辺を担当しています。街頭指導とはサイクルポストからはみ出している自転車を整理したり、地下駐輪場を案内したり、不法駐輪の注意などが主な役目です。
 また、この地区は道を尋ねられることが多く、ホテルや商業施設の場所、又、バス停やバス路線も教えられるように自分なりの地図を用意しています。聞かれると間違ったことは教えられないので、正確な情報を心がけています。
■やりがいは
 整理しても次々と不法に置かれる自転車に苦労もありますが、利用者に「整理が行き届いてきれいになったね」と言われるとうれしく、次のやる気が出てきます。
 最近は外国人が多く言葉が通じないのか、わからないふりをしているのか説明が伝わらず困ることもあります。でも、一つひとつの積み重ねが自分の向上につながると思い、日々励んでいます。

 これからもまだ頑張りたいと語る権藤会員は、始終にこやかでソフトな語り口が印象的でした。同時に、意欲的な取り組みが伝わってきました。

俳句の会「鴻臚」をお訪ねして

2009年06月22日
 シルバー人材センターに入会すると、サークルに入会し、多くの方と交流を深める機会が待っています。
 熱心に活動しているサークルの中で、今回は、中央支部の俳句の会「鴻臚」定例句会に飛び入りで参加させていただきました。
 四角く作られたテーブルの正面には、ご指導いただいている古賀伸治先生(日本伝統俳句協会会員)と会長の大津会員が座を占めています。
凛とした雰囲気の中、十数名の会員が全員の投句した俳句の中から好みのものを選び、その句が披露されていきました。(「披講」というそうです)
 このときの参加者の表情は、楽しげな緊張感とでもいえばよいのでしょうか、時に笑みがこぼれ、同好の知己を得た喜びに満たされているようでした。
 会長の大津会員にお尋ねしたところ、
「皆様、例会を楽しみにしておられ、たまたまお休みの方は、必ず事前に自作の句をお持ちになりますよ」とのことで、サークルのぬくもりがそのまま心に響くようでした。
 これから短歌、川柳、俳句などのサークルを作ってゆきたい方には、
「一生懸命お手伝いいたしますよ」と、会員から深く感謝されているこの会の発起人、大津会員の力強いお言葉でした。


 この日、参加の皆様から一句頂きましたので、披露いたします。

  散り際もあでやかなりし春牡丹      石田妙女
  小春日の母なき里を歩きけり       大津英世
  娘と語る母と我との在りし春       梶原靜枝
  カーネーション巻き戻したき母との日  桐井玉子
  春愁のおしゃべり姉の淋しげに     児島節女
  雨音の六月濡らし海へ去る        小林奇遊
  新緑の向こうに透けし朱の鳥居     榊よし子
  老猫も語らひの中花の夜         佐野貞昭
  春寒し藍染川に色は無し         重松雅女
  吹く風はサラダ色して夏立ちぬ      田中すみれ
  みちのくの勿忘草を我が胸に       中村幸女

                        平成21年5月9日(土)俳句の会「鴻臚」定例句会にて