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生け花で見る「美」- 会員 福田恵美子さん ―

2009年04月30日
民家を改造した施設
花を生けている福田さん
 平成17年に、デイサービスセンターとして開設された「ケアセンター 美・ホーム」が西区にあります。
 開設者の弘中社長は、「身体に弱さ」をおぼえる人達に「支援の手を」との信念で、早くから「介護関係の器具・用品」等を取り扱いながら「訪問介護」「居宅支援」などの事業を展開されております。
 そして4年前に「通所介護施設」として「ケアセンター 美・ホーム」の開設となりました。
建物は、旧民家の内部を改造し、トイレ・浴室は勿論、あらゆるところに利用者の方が「安全」と「快適」を満足出来る様にと、細やかな心遣いがあります。
「通所介護施設」開設に伴って、「利用者に心の豊かさ」をと、「生け花」「書道」「絵画」を利用者に指導して欲しいと、当センターに依頼がありました。
 ここでは、「生け花」の指導をしている福田恵美子会員を紹介しましょう。

 福田さんの流派は「池坊」です。
 福田さんのモットーは、「天・地・人」等の基本は崩さず、「利用者の方達の個性の表現を大事にすることです」と言っておられました。
 用意された数々の「花」が、花器の剣山に「パチン、パチン・・」と心地よい「鋏の音を奏でながら・・・・」形作られていく様は「生み出す美」を感じさせます。
 福田さんの「手直し」が終わり、完成した「生け花」を見つめる「先生と生徒?」。無言の一瞬は、この姿こそ、何時までもありたい「喜び」のように取材者には見えました。

東支部会員 宇佐美 重行さん

2009年04月13日
1.入会の動機
 平成17年6月にS社(厚生労働省検査代行機関の検査員)を定年退職し、人生を有意義に過ごしたいと思い入会しました。
 若い頃から「何でも屋」として活躍した経験を活かすべく、剪定以外のことなら何でもお引き受けさせて頂いています。

2.心掛け
 サービス業とは「人に愛されることなり」が信念、「かゆい所に手が届く」ことを心掛け、「出しゃばらず引っ込み過ぎず」がモットーです。

3.喜び
 依頼主は高齢者が多く、悩み事、病気・病院のことなど身の上話や、時には相談事をされたりしますが、作業をしながら相談に乗って喜んでいただいたり、役に立ったときはこちらもうれしいですね!

基幹事務担当より
 宇佐美会員は若い頃からの経験が豊富で、「何でもすぐやります」と単発・短時間の申込を快くうけてもらい、下見から実行まで利用者とのコミュニケーションもよく「次もお願いします」と指名もかかります。
 バイクの移動ですから運転には十分注意されて元気に頑張って頂きたいと思っています。

南支部会員の山本明臣さんからのメッセージ

2009年03月31日
 現在、南支部で地域班長(花畑校区)や街頭指導などいろいろな就業をされ、元気に活躍されている山本明臣さん(74歳)をご紹介します。

 シルバー人材センター入会のきっかけは、会社を退職した平成11年の10月に3歳の孫娘が「じいちゃん、ハイこれ」とシルバー人材センターの卓上メモ台と用紙・入会案内などのパンフレットを持ってきました。息子が「家に居てゴロゴロしているより健康のためにシルバー人材センターで身体を動かしたら」とメッセージを託したのだと解し、11月に入会手続きを行いました。

 翌年4月から高齢者への昼食を配達する配食業務に就業しました。その就業期間中にパソコンの勉強をして、配食業務の効率化のために配達表などを工夫したり、その他いろいろな仕事の効率化を図ったことは、よき思い出となっています。その後の担当者の方々が種々改良されて、現在でも南支部の配食業務システムとして稼動していることは嬉しく感じております。

 配食業務を終えて数ヶ月後には、水道の首振りカランや照明器具の取替えなどに就業しました。

 このように作業の内容を厭わず就業していたところ、駅近辺の自転車放置禁止区域で自転車または原付自転車利用者が、それを放置しないように呼びかける街頭指導員の話を頂き、現在もこの就業に携わっています。
 新しく入られる会員の皆様や、現在就業されていない会員の皆様へのアドバイスとして、短時間や短期間の仕事でも、なんでも取り組んで就業されてみては如何でしょうか。

中央支部 作業班訪問記 「中央支部の屋外作業」

2009年03月02日
 中央支部で屋外の作業を担当する主なグループは、剪定班と除草班があります。それぞれの構成員は多くありませんが、連日、お客様のご要望に応え、楽しく屋外の作業に走り回っています。

 このうち、今日は剪定班をご紹介しましよう。
 剪定班の現場は、お客様の庭先です。いつもお客様の視線にさらされ、緊張感のある環境で作業しています。そのためか、働く姿を拝見すると、作業スタイルは、ファッションから身ごなしまでなかなかダンディです。現場を歩く後ろ姿など、ほれぼれとしてしまいます。
「颯爽と仕事をして、きちっと仕上げた後の爽快感は、こたえられませんよ。」とは、班長の手嶋会員の言葉。やはりそこには、お客様の目を意識した職人技につながる気持ちが働いているのかも知れません。

 このようにご紹介すると、「皆さん経験者なんだろうな。」と思われるかもしれませんが、現在、剪定班に造園業などの経験者は、不思議なことにあまりいないそうです。
 所属の皆様に若き日の職歴をお聞きすると、デスクワークのみで、外の作業の経験の皆無な方までおられるのです。
 その方々が、今、爽やかな風を浴びて生き生きと木の上で作業をしておられます。

「暑い日もあれば、寒い日もありますから、けっこうこたえますよ。でも、仕上がった作業をお客様が眺めて、にっこりしているのを見たときの気分は、いいもんですな。」という古参の木下会員の言葉は、シルバー人材センターに入会され剪定班の仕事にトライしている皆様の気持ちそのもののようにお聞きしました。

 それでは、未経験の方が剪定班で一緒に働くには、どのような条件が必要なのでしょうか。
「条件」などと書きましたが、難しいことは何もありません。何より必要なことは、班の皆さんと協力してお客様のご希望にお応えしよう、という意欲だけのようです。

 準備作業のお手伝い、作業の補助、切り枝のとりまとめなど、簡単な作業からはじめて、手順の全体像を理解し、慣れるに従って、木の枝にさわれるようになるまで、多少の時間をかかることでしょう。
 さらに、センター主催の研修会に参加し、技術の進歩を目指して下さい。
 こうして作業に習熟するに従い、いよいよ楽しくなることは間違いありません。

 ではここで、今までに一度は剪定班の皆様と作業に出かけながら、あまり長く続かなかった方のお話をしましょう。
 シルバー人材センターの就業には、一人で出かけるものから、数人で行う作業まで、いろいろあります。その中でも剪定班の就業は、グループで行うことの多い作業です。そして、初めて参加すると自分以外は皆さん経験を積んだ方ばかりですから、作業の流れに乗れなかったり、時には作業の流れを止めてしまって先輩の注意を受けることもあるでしょう。注意をする先輩は、お客様のご満足をいただくため、一所懸命で、新人さんの反応には十分な気配りが出来ないかもしれません。
 こんな時に、気持ちを制御できず、もう次の日には出てこない、などといった例があったようです。
 でも、このような場面に出会ったら、一拍、空白の時間をおいてみましょう。
 私たちのやっていることは、お客様からいただいた就業なのだと言うことを思い出していただき、先輩はお客様にお喜びいただくためにがんばっているのですから、その点を十分に理解し、「次にはよい作業をするぞ。」と思っていただきたいのです。
 先輩も、きっとそのような経験を乗り越えて、今、颯爽と剪定を行っているのですから。

 次には、気候の悩みがあります。
 福岡は、一年を通して戸外の作業が出来る良い土地柄ですが、私たちには、真夏の炎天下は少々暑すぎ、真冬の風の日は、それは寒すぎると言わなければなりません。
 就業としての屋外作業は、ご自分の庭先で草をむしったりする程度の作業とは違います。時には、多少の暑さ寒さには耐えなければならないことがあります。楽しいことばかりを期待して作業を始めると、環境の厳しさにやる気が失せてしまい、出かけてこなくなる方もあるようです。
 そこは、就業は就業、苦労はあっても、世間の皆様に感謝されることを喜びとしてがんばれるよう、はじめに気持ちの整理をしておきたいものです。

 剪定班は、今日もお客様のお庭で、一心に木々の手入れを行っています。
「私たち剪定班では、過去の経験や技能は問いません。是非私たちと一緒に、仕事をしてゆきたいという方をお待ちしています。」
 班長の手嶋さんをはじめ、班の皆様が、あなたの参加をお待ちしています。

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